【THE TRAD】2020.10.27 #109 ゲスト:佐藤隆紀(LE VELVETS)
【THE TRAD】 #109
2020年10月27日
TOKYOFM 20201027
THETRAD 稲垣吾郎 ラジオ レポ
<本日のメニュー>
①【TODAY’S MUSIC RECOMMEND】
「コロナ禍で生まれたミュージシャン同士の様々なコラボ」
②メッセージテーマ「つい口ずさんでしまう歌」
③【午後4時のジョン・レノン】
④【ENTERTAINMENT MAP】
佐藤隆紀(LE VELVETS)
⑤OAリスト
M1 Rock You / ダーティ・ループス
M2 Save The Day (with Ms. Lauryn Hill) / Mariah Carey
M3 exile feat. Bon Iver / Taylor Swift
M4 Little Something / Melody Gardot & Sting
M5 Where Is Our Love Song / Stevie Wonder
M6 Lean On Me / ArtistsCAN
M7 カーネーション / the paddles
M8 OH YOKO! / John Lennon
M9 ブッダのように私は死んだ / 坂本冬美
M10 君に告げて(Dicitencello vuie)/ 佐藤隆紀
M11 宇宙のファンタジー / LE VELVETS
~~~~~~~~~~
<オープニング>
(ナレーション)
ここは東京の片隅にひっそりと佇む小さなレコードショップ。店の名前は『TheTrad』。2時間だけオープンするこの店には、毎日、上質な音楽が入荷しています。さ~そろそろ、ドアが開くようです
(小芝居風)
吾「吉田さん、お疲れさま~
吉「吾郎店長、お疲れ様です。あれ、吾郎店長、小脇に青いトートバッグなんて抱えて、珍しいですね。イケアでも行ってたんですか?いいな~
「原宿にもできたしね。
「イケアと言えば、スウェーデンですよね。ところで、この店、スウェーデンの曲ってありましたっけ?
「あるよ。ほら、ABBAとか、僕も大好きなThe Cardigansとか
「あ~それも最高ですけれども、ちょうど、良い新譜が入ってきてるんですよ、ダーティ・ループス
メンバー全員が、超名門の王立音楽学校の出身というエリート!
11月18日リリースのNewアルバム『フェニックス』から
🎵Rock You / ダーティ・ループス
TODAY’S MUSIC RECOMMEND
「コロナ禍で生まれたミュージシャン同士のコラボレーション」
①豪華なディーヴァのコラボレーションから
マライアキャリーとローリンヒル
🎵Save The Day (with Ms. Lauryn Hill) / Mariah Carey
②今年の夏に届いたサプライズ!
テイラー・スウィフトのアルバム 『フォークロア』から
🎵exile feat. Bon Iver / Taylor Swift
③フランス在住のアメリカ人ジャズシンガー、メロディ・ガルドーと、スティングのコラボ
🎵Little Something / Melody Gardot & Sting
吾「ニーナシモンの再来とも言われてるそうですね。シルキーボイスが特徴のメロディ・ガルド―とスティングの組合せ、良いですね~。確かに、仰る通り、2人の笑顔が浮かんできましたね。
④スティーヴィー・ワンダーが新しいレーベルを立ち上げ、様々なミュージシャンとコラボした新曲
🎵Where Is Our Love Song /Stevie Wonder
⑤25人のカナダ出身アーティストが新型コロナウイルス救済支援のための新プロジェクト「ArtistsCAN」のもと終結し、ビルウィザースの名曲『Lean On Me』のカヴァーをチャリティーソングとしてリリース
🎵Lean On Me / ArtistsCAN
TOKYO FM ブランニューソング
大阪出身のスリーピースバンド「the paddles」
リリースされたばかりのセカンドミニアルバム『THE ERA』から
🎵カーネーション / the paddles
4時になりました
吉「昨日の夕陽がほんのりピンク色で可愛かったんですが
吾「この後きっと、綺麗な色に
「ね~今日も夕陽が綺麗そうな
「最近、気持ち良いですね。日中も気持ち良かったですね~。
午後4時のジョン・レノン
ジョン・レノンが凶弾に倒れて今年でちょうど40年、 生きていたら、ちょうど80歳となる節目の年…TRADでは、毎日1曲ジョンがイマジンした歌詞の世界、歌声をお届け
結婚2年目に作られた、ストレートなラブソング
🎵OH YOKO! / John Lennon
朗読(吾郎)
“真夜中に 君の名前を呼ぶ
OH YOKO!
入浴の最中でも
夢の中でも
雲の真ん中でも
君の名前を呼ぶ
OH YOKO!
僕の愛で最高の気分にさせてあげる”
「や~歌詞、すごいね。曲が軽快で可愛いらしい
「愛を感じますよね
「愛、愛するパートナーと言えば、吉田さん、ね~今日10月27日は結婚記念日なんですね
「(笑)ホントに個人的な事で申し訳ありません
「4年目ね。おめでとうございます。なんか、あるんですか?
「ご飯に、ちょっと行ってきます
(笑)
「なんか書いてませんでした?
「いいんですよ、吾郎店長。お手紙は書きましたけど
「いいな~羨ましい
(メッチャ羨ましがる吾郎さま~仲良しで良き良き 吉田さん、おめでとうございます)
ENTERTAINMENT MAP
“クラシック・クロスオーバー・ヴォーカルグループ”
LE VELVETSから、佐藤隆紀さんがご来店
→公式サイトhttps://www.le-velvets.com/
吾「いらっしゃいませ~TheTradにようこそ。お待ちしておりました。
佐「初めまして~みなさま~(いきなりミュージカル調に歌いだす)
(笑)👏👏
「すごい~素敵な声で。これ、絶対僕も、真似してやろ~(ちょっと真似してみる)後で教えてもらおう
「「「宜しくお願いしま~す
「大きいですね、身体が
「よく言われますね、クマみたいだって
「身体が楽器ですからね
プロフィール
“クラシック・クロスオーバー・ヴォーカルグループ” LE VELVETSに所属。グループ名の由来は「柔らかく上品で滑らかな生地ベルベット」から来ています。2008年に結成。メンバー全員が身長180㎝以上、音楽大学声楽科を卒業されたテノールとバリトンの4名で構成されている。佐藤さんは国立音楽大学を卒業、1986年生まれ。福島県出身。メンバーの中では一番年下。お笑い好きのムードメーカー。ニックネームがシュガー。ミュージカル「レミゼラブル」ではジャンバルジャンを。
吾「(お笑い好きのムードメーカー)そんな感じだね。
クラシック・クロスオーバー・ヴォーカルグループって、どういうスタイルなの?
「分かりやすく言うと、音大を出たクラシカルの勉強をしてきた人が色んなジャンルを歌う、みたいな。海外で言うと、『イル・ディーヴォ』さんみたいな、ああいう世界観ですね
どんな曲を?
「ザ・クラシックの曲から、例えば普段歌ってるのが、ロックとか民謡とか、そういうのをアレンジしたり。あと、ミュージカルの曲とか。音楽というものを、ジャンルにとらわれないで、皆さんに楽しんで頂きたいなと、そんな感じでやってますね
高校では剣道部、そこから歌への経緯は?
「剣道部でしたが、合唱部の先生に誘って頂いて、合唱部に入って。音大とか行ってみる気ないの?と言われて。えっ、僕なんかでも行けるんですか?って。頑張ったら行けると思うよ、って。えっ、行きます、みたいな。(笑)
「それまで、歌は全く?
「勉強はしたことないです。歌は好きだったんですけど。
「でも、声は出るね、って言われてたんですよね
「けど、発声は、今考えると、所謂似非オペラみたいな、あ~(やってみる)みたいな。
「あ、そうなんだ
音大での転機
「音大って、どんな感じなんだろうな~。きっと歌の上手い人がね全国から集まってくるんでしょうけど。どんな刺激を受けたんですか?
「ホントに、歌手を目指してる人ばかりなので、毎晩、発声の話したり、あの歌手上手いだのヘタだの、色々そんな話をする毎日だったんですけど。イタリアから、ジュゼッペジャコミーニという方が公開レッスンに来てくれまして。ホントに世界の第一線で活躍されてる方なんですよ。凄かったんですよ!もうレベルが!
「レベルとか、違いがあるんだ
「もう、違います!音大の中で、響かないと言われていたホールが、地震が起きたんじゃないかくらいに、体感では響いて。感動して、新国立劇場での演目を観に行ったんですよ。4階席の一番後ろだったんですけど、海外キャストの中、その人だけがずば抜けて声が飛んできて。凄い!と思って、その人の声を真似して歌って3日間、声が出なくなりました。(笑)簡単にはいかないですよね~。
今の歌唱力をどうやって…
「そこから、どうやって努力されて、今の歌唱力を身に着けたんですか?
「僕、当時、ちょっと尖ってるとこがありまして。勉強なんてできたって意味ない、って思ってた時期があったんです。歌だろ、歌、みたいな。それが、図書館に籠って、色んな歌手のDVDやらず~っと何時間も観て。口の形がどうなってるとか、歌ってる時の胸の感じとか、そういうのを見比べたりして。そうやっていく中で、高い音も全然出なかったのが、高い音もちゃんとコツがあって。それを見つけたら、出るようになったんですよ。
「えーー!!
「エスカレーターじゃなくて、階段みたいな感じに上手くなるんですね、歌って。
「全く、そういう経験も記憶もございません
「ホントですか⁈
「無いです。後で教えてもらおうと思って。(笑) でもさ、歌声聴きたいですね
なんと!
スタジオで、生歌を披露して下さいます
イタリアのカンツォーネ、彼女に告げてよ、という曲
🎵君に告げて(Dicitencello vuie)
👏👏
「凄いね!!!いや~圧巻!!
「ありがとうございます。
「もう、TOKYOFMの外まで響いて、皇居を警備してる警察官が振り返ってましたよ、今ww
吉「ウソつかないでください
(爆笑)
吉「お隣の部屋に移動した理由がよく分かりました
「赤ちゃん、動きまくってたよね、吉田さん
吉「はい。ビックリしたと思います
「胎教にも良いね~
「ありがとうございます。
「僕、初めて生で、こういうの
吉「聴いてる側も身体中に響いてきますよね
「響く。いや、感激ですよ。言葉が出ない。いつまでも聴いてたいな~。声がさ~圧が、熱風となって、もう風のように…熱風ですよ
「嬉しいです、ホントに。ありがとうございます。
(感動と興奮さめやらず)
発声法
「これ、でも、喉のケアとか、どうされてるんですか? 喉とか弱くて、僕なんか舞台やるとすぐ声を潰しちゃうんですよ
「なりますよね。叫んだりするとね。睡眠が大事だと思いません?
「そう、やっぱり、寝て…休めないと戻らない
「最近ホントに思うのは…良い発声を極めていくと疲労が溜まらなくなってきます。
「そこだ!教えてもらおう、先生
「僕も一時期悪い発声してた時、腰をやっちゃったりとか、あるんですよ。
「同じ腹式でも違うの?どんな感じなの、例えば
「例えば、でっちりで歌ったりすると、腰がギュってはさまる感じになって痛めるんですよね
(先生と吾郎さん~実演中)
「これを、お尻をギュッと締めて歌うと、力が真下にいくんで
「腹筋を入れるということ?
「いえ、お尻をギュッと締めてあげる
「お尻の穴を締めるみたいな?
「そうです。そうすると、力が身体にかからないで大地に抜けてく感じ
吉「抜けました?吾郎店長
「全くわからない
(笑)
「でも、なんか、人生で1回だけ、ボイストレーニングを。ボイトレ、1回だけしかないんですよ
「えーー!凄いですね、それも
「その時に、先生に、力は、上がっていかないで裾野が広がるイメージで下に向かって、重力を落として…重心をおとして。
「そういうのあると思います。大地を感じて、って事ですよね
「イメージが全然わかなくて。歌はもう、僕ら、全然諦めてんですけど。(いやいや)やっぱ、舞台とかやった時の声がね、潰れないようにしたいんですけど。
「はいはい
「やっぱり、じゃぁ、お尻とか腹筋とか、下半身の力とか入れ方って大切なんですね
「大切ですね。後、声帯の使い方みたいなものも意識していくと全然違いますよね
「ちょっと…番組中だから…ホントに教えてもらう、今度。稽古場、来て。
「是非 (笑)
吉「先生としてお呼びする
今でも発声の研究を
「それは止まんないですね~。高田三郎さんという方なんですけど、高音の事を色々研究されてるプロフェッショナルな方で。その方から色々アドバイスもらったり自分の声を解析しながらやってくの、楽しくて、たまんないですよ
「楽しそうだもん、すっごい楽しそう。発声マニア。すごいですよね~
「楽しくてしょうがないですね
普段はどういう音楽を聴いてるんですか?
「クラシックからこの業界に入った時に、色んな曲を聴いた方が良いよ、と言われたんです。リズムがなってない、って言われて。クラシックって、結構レガートに歌っちゃうんですよね。だから、そんなとこで、R&Bやロックを聴いてく中で、最近ちょっと嵌ったのが『クイーン』。定番ですけど、クイーンとかの(即座にクイーンが流れる)
「クイーン、メチャメチャ上手そう。
「歌いたいですよね~練習しようかな~。あと、森山直太朗さんとかYUKIさんとかエレファントカシマシさんとか、幅広く聴いて勉強して、みたいな感じで、楽しいですね~それも
じゃぁ、僕も、歌える?
「じゃぁ、ホントに努力して、練習を積み上げていけば、僕も歌えるようになるんですね?
「絶対!なります。何でかって言うと、僕が歌えなかったから。大きい声も出なかったし響きもなかったし高い音も出なかったんですよ
「ほんとに~。高い声とか、いつか出てみたい
「絶対!出ますよ
「あ、絶対、だって。希望が…。『絶対』って今の言葉が、すごく…
「僕も出なかったですもん、ホントに。毎日悩んで悩んで、っていう時期があったんですよ
「いや、なんか、生まれもってのポテンシャルだと思った。運動神経とかと一緒で。
「いやいや、そんなことない、諦めちゃだめですよ、そんな~
「や~でも、僕も憧れるので。やっぱり、ミュージカルとかすごい楽しいな~と僕も思ったし、続けていけたらな~と思ってるので。又ちょっと教えて下さい
「は~い。是非。
Newアルバム『PRAY LIST』
10月21日リリース。
「『祈り』をテーマに、楽曲を集めました
「ショパンのプレリュードとかも。僕も大好きな曲です。アベマリアとか。
アルバムのツアー
今月、東京からスタートして、京都・大阪・宮城・福岡・愛知と回って、11月29日文化村オーチャードホールまで。
生歌、圧巻でしたね…!
ぜひコンサートで体感してください
https://le-velvets.com/contents/331391
来年、『レミゼラブル』のジャンバルジャン役を再び
「去年初めてやらせて頂いて、毎日必死で。自分がやれると思ってたところに全然、自分の中では満足ぜんぜん出来なかったんですよね。
「うん。でも、再演できて、だから…
「だからホントに、来年は、納得のいくジャンバルジャンを演じられるように頑張りたいと思います
吉「歌に加えて、演劇も加わるとなると、だいぶ違うものですか?
「違うんですよ、これが。全然違いますよね~
「そうですね~スイッチの切り替えというか、勿論、歌も演技なんだけど、
「良い声で歌ってるだけじゃ伝わらなかったりするんで。感情が乗った時に、高音が出なくなっちゃったりとか。
「そうだよね。感情がのりすぎちゃうと喉つぶしてしまったり
「そうなんですよ~そのバランスが難しいですよね~
「でも、楽しみです~ジャンバルジャン
本日、いかがでしたか?
「いやもう、素敵な時間でしたよ、ホントに。ありがとうございます
「もうホントに、目標ができました、僕も。取り敢えずは、でっちりを直して、ね、お尻の穴をキュッと締めて。
「絶対、出ますから、ホントに
「すごい、なんか、眼が説得力あるし、優しい。絶対出る気がしてきた!がんばろう!
(笑)
「「「ありがとうございました。
最後に、
アルバム『PRAY LIST』から1曲
🎵宇宙のファンタジー / LE VELVETS
「佐藤さん、ステキな方でしたね~。エネルギッシュで、すごく説得力があって。『絶対出ますよ』っていうの、出る気がしてきた。
「歌声と共にパワーも頂きました
「頂きましたよ~ありがとうございました。
Ending
マンボウさんとのクロストーク
「「「こんにちは~~
「今日はですね~ほうれん草炒めたものと、ブロッコリーとトマト、唐揚げ、🍙おにぎり、買ってきましたよ
「ちゃんと報告できて、良い子ですね~
www
「お弁当屋さんのおばちゃん、元気でした?
「違う人だったんですよ~
「ちょっと気になるね~
「久しぶりに行ったんで。気が付くと辞めてる事あるじゃないですか。挨拶、無いじゃないですか。もし、それだったら、どうしよう~と思って
「ま~戻ってくる事を祈りましょ
www
吾郎店長、今日はいかがでした?
「とても刺激的な…まだ余韻があります
「吾郎店長は遂に、ボイトレに通う日がやってくるかもしれませんね
「遂に…歌手生活30年、一度もボイトレを受けた事がありません。舐めてんのか、っていう
(爆笑)
「遂に1歩、踏み出す日が来たかもしれません
「は~い
ww
又来週、午後3時にお会いしましょう
さよなら~~
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