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2020年11月26日 (木)

【THE TRAD】2020.11.16 #113 ゲスト:手塚眞監督『ばるぼら』/ 山本篤(パラ陸上)

THE TRAD #113
2020
年11月16日
TOKYOFM 20201116
THETRAD 稲垣吾郎 ラジオ レポ
20201116s__26927110
本日のメニュー
①【TODAY’S MUSIC RECOMMEND】
 「手塚治虫が愛した音楽 第二弾 〜音楽家編〜!

②メッセージテーマ『あなたが好きな "音楽がテーマ" の手塚治虫作品
③TEAM BEYOND presents THE FUTURE OF パラスポーツ
 山本篤選手(パラ陸上)

③【午後4時のジョン・レノン
④【ENTERTAINMENT MAP】
 手塚眞監督(映画『ばるぼら』)
OAリスト
M1:Slave Of Love / ビッケブランカ
M2:鉄腕アトム / 武藤英明/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
M3:ジャングル大帝 / 三浦 弘 & コロムビア女声合唱団
M4:12 Etudes, Op. 10: Etude No. 12 in C Minor "Revolutionary" / Istvan Szekely
M5:ストラヴィンスキー: 火の鳥 - カスチェイ王の魔の踊り / Pierre Monteux: Orchestre De La Societé Des Concerts Du Conservatoire
M6:パプリカ / Foorin
M7:GOD / John Lennon
M8:25コ目の染色体 / RADWIMPS
M9:
Where Are We Now? / David Bowie
~~~~~~~~~~
<オープニング>
(ナレーション)
ここは東京の片隅にひっそりと佇む小さなレコードショップ。店の名前は『TheTrad』。2時間だけオープンするこの店には、毎日、上質な音楽が入荷しています。さ~そろそろ、ドアが開くようです

(
小芝居)
「吉田くん、このコーヒー☕、ちゃんと『豆60粒』数えて入れた??
吉「エッ?60粒?多いのか少ないのかもよく分からないのですが、吾郎店長って、そんな拘りありましたっけ
「いやいや、僕はいいんだけどね。ベートーヴェンは何て言うかなぁ
「ベートーヴェンの拘り?あっ、吾郎店長、ぼちぼち舞台モードに入ってきてるんですね
「そうそうそう、ね、今、稽古中なんだけど、やっぱりお客様を入れての公演は、もう今から楽しみなんだよね。だからね、コーヒーを飲む時にも、ちゃんとベートーヴェンの気持ちにならないと、と思って。
「はい。これから60粒にしますね。

オープニングソング
来月、今年初となる観客有りのライブを、ビルボードライブ横浜で開催する 「THE TRAD」にもお越しくださったビッケ・ブランカさんの楽曲
🎵Slave Of Love / ビッケブランカ

吉「吾郎店長の、副業と言っていいのか、舞台『No.9‐不滅の旋律』も近づいてまいりましたね
「は~い、もう副業ですよ。こっちが本業ですからねww
「ありがとうございます
(笑)

「その前に、今週いよいよ、主演映画『ばるぼら』が公開となりますね
「はい。もう遂に…ホントにお待たせしました。11月20日金曜日から公開なので。イベントもあるのでね、楽しみにしてて下さい。
「今日のTheTradは、映画『ばるぼら』公開記念という事で、4時台にこの作品を手がけられた手塚眞監督をお迎えします。
「嬉しいですね~。お会いするの…多分、もうすごい久々だと思うんですよ。撮影終わってから、お会いできてないかもしれないです
「撮影の時のお話なんかも伺えたらなと思います。更に3時台は映画『ばるぼら』の原作者、漫画の神様・手塚治虫さんが愛した音楽第2弾をお送りします。
「これも楽しみですね~


TODAY
S MUSIC RECOMMEND
手塚治虫が愛した音楽 第二弾 〜音楽家編〜!
去年の10月28日「手塚治虫が愛した音楽特集」第一弾をお送りしました
今回は映画『ばるぼら』の公開を記念しての第二弾!
今回は音楽家にフォーカス
🖋

手塚治虫と音楽
大の音楽好き。自宅にクラシックを中心に膨大なコレクションを。いつも大音量で楽しんでいた。仕事中は常にターンテーブルの上にレコードが乗っていて、時には、〆切に追われて缶詰になっていた時、ムソルグスキーの「禿山の一夜」が延々と流れていた事もあったと。

「まぁ僕の部屋も、あまり変わらないですけどね。でも、普通、焦りますよね、これ聴いてたら
吉「追い詰められて、思い浮かぶものも思い浮かばなそうですけど
「でも、これで触発されるんじゃないでしょうか

作曲家:高井達雄
手塚治虫が愛した作曲家:高井達雄さん作曲の「鉄腕アトム」をロンドン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏で
🎵鉄腕アトム / 武藤英明/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

突然「明日までに」と作曲をお願いされた高井さんが電車の中で15分くらいで作曲したもの。子供向けではないと言われたが、手塚治虫が「これがいい」と。半音が多いので、お子さんなんかがリコーダーなんかで吹くのが難しい。最初はインストのみで、その後、谷川俊太郎さんによる歌詞がつけられた。

作曲家:冨田勲
手塚治虫が音楽にこだわり抜いた作品『ジャングル大帝』のテーマ
🎵ジャングル大帝 / 三浦 弘 & コロムビア女声合唱団


ショパン
手塚治虫さんの作品『虹のプレリュード』のモチーフになっているショパンのこの曲を
🎵練習曲第十二番ハ短調『革命』/ Istvan Szekely

手塚治虫先生が愛した音楽特集第2弾「音楽家篇」をお届しました。いかがでしたか?
「やっぱ、良いですね~。手塚治虫さんの音楽愛を知れば知るほど、その深さに驚きますけれども。もうすぐ舞台『No.9‐不滅の旋律』の公演も始まるので。手塚先生も、ベートーヴェンの『ルートヴィヒ・B』という作品も出されているので、又読んでみようかなと思うけど…ベートーヴェンじゃなくてショパンやりたかったな。(笑)なんか、ショパンの方が落ち着いてていいな~と思って。ベートーヴェンはもう毎日暴れまくって激高して怒りまくってるから。ショパンだったら、いいな~と思いながら、今、『虹のプレリュード』読んでたんですけど。(笑)や~まぁでも、楽しみにしてますので。
「ベートーヴェン吾郎店長も楽しみにしておりますから

もう1曲、
手塚治虫さんのライフワークとなった作品「火の鳥」に因んで、インスピレーションの元になったというストラヴィンスキーの音楽を
🎵ストラヴィンスキー「火の鳥-カスチェイ王の魔の踊り」/ Pierre Monteux: Orchestre De La Societé Des Concerts Du Conservatoire

冨田勲さんが『火の鳥』をシンセサイザーで演奏したアルバムをリリースされた際に、手塚治虫さんがジャケットワークを手がけています。


🥇TEAM BEYOND presents THE FUTURE OF パラスポーツ🏃
パラスポーツの魅力をもっと知ってもらいたい!
現役のパラアスリートや、パラスポーツを支える方々がご来店🎶

本日は、パラ陸上のメダリスト、山本篤選手
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プロフィール
高校2年生の時、事故で左脚大腿部を切断。卒業後に競技用義足に出会い、陸上を始める。体育大学で本格的に陸上選手としての競技人生をスタート。2008年北京パラリンピックの走り幅跳びで銀メダルを獲得、更にリオデジャネイロでも銀メダル、400Mリレー走で銅メダル。2018年には冬のパラリンピックのスノーボード競技に日本代表として出場。

「山本さん、お久しぶりです。覚えてますか?
山「はい。新潟でのイベントの時ですね
「そう、丁度1年ぐらい経つのかな?そう、あの時にね、山本さんに頂いた『義足のアスリート』という著書も出版されてて。あの後、読ませて頂きました、帰りの電車の中で。素晴らしかったです。
「ありがとうございます
(2018年9月NST新潟総合テレビ開局50周年特別番組「スポーツで開く新しい地図」@日本財団パラアリーナ でしたね。パラアスリートの皆さんとパラスポーツの体験したり、楽しそうでした) 

鉄人パラアスリート
「子供の頃からスポーツはお好きだったんですか?
「はい。子供の頃からスポーツ大好きで。小学校の時は、野球、スキー、剣道もやってましたね。
「そんなスポーツ好きだった少年が事故に遭われて…大変だった、ですよね
「まぁ、最初はやっぱり、なんで自分が、と思ってしまったんですけど、でも色々考えた時に、今、自分は何したいんだろうな~と思って、スポーツやりたいなと思ったんですね。それからはもう、スポーツやる為にリハビリを頑張って、スノーボードやったり陸上を始めることができましたね
「それもご本に書いてありましたもんね。ぼく自身も読んでて鼓舞されましたし。

パラ陸上のどこに魅かれた?
「一番は義足のカッコ良さですね。見た瞬間に、カッコイイな~と思いまししたね。必要なものが必要なだけある、いらないものは無い、という形で。カーボンで出来てるブレードだったりとかが凄くカッコよくうつったんで。これで速く走れたり遠くに飛べたら、自分もカッコよくなれるかな~と思ってスタートしました
「完全なる機能美というか、美しいですよね。カッコいい。

スノーボードへのチャレンジ
「僕が脚を切断してから初めてやったスポーツがスノーボードなんですよ。でも、その時はまだパラリンピックの種目ではなかったのでチャレンジできなかったんですけど、スノーボードも大好きだったのでスノーボードがパラリンピックの種目になったと聞いた時に、やってみたい、と思って。
「思い立ったら一直線ですよね。
「そうですね、やりたいと思ったら、やらないと気が済まないというか。

夏と冬のオリンピックに出場して
「筋肉の使い方っていうのは全く違う。冬のスノーボードやって、夏に戻ると、走るのめっちゃ遅くなってました。

山本篤さんの『チアアップ・ソング』
お子さんがこの曲を聴くと踊りだして楽しくなる
🎵パプリカ / Foorin

これからの夢は?
「僕自身、義足になって走ることによって、すごく夢が広がったんですね。これからは、義足の人たちが走りたいと思った時に走れる環境をどうにか作っていきたいなと思ってます。
「はい。僕らもパラスポーツの応援を去年からずっとさせて頂いてサポーターとしてやらせて頂いてるので、今年はちょっと残念だったんですけど、これから山本選手と僕もお会いできる機会があると思いますので、これからもよろしくお願い致します。

TEAM BEYONDのについて詳しくはこちら↓
https://para-sports.tokyo


午後4時のジョン・レノン
凶弾に倒れて今年でちょうど40年、生きていたら80歳となる節目の年…
番組では、毎日1曲ジョンがイマジンした歌詞の世界、歌声をお届け。


1970
年、ビートルズ解散後初のソロアルバムとしてリリースされた『ジョンの魂』から
価値、権威全て否定し、ビートルズとも決別 ジョンによるセンセーショナルな1曲

🎵GOD / John Lennon

朗読(吾郎)
神なんて 
僕らの苦痛を計るための概念にすぎないんだ
僕は自分だけを信じる
それが現実なんだ
夢は終わった
もう過去の話なんだよ



ENTERTAINMENT MAP

映画『ばるぼら』手塚眞監督をお迎えしています

「ばるぼら」公式 https://barbara-themovie.com/

20201116s__26927110
吾「いらっしゃいませ~TheTradへようこそ。お待ちしておりました
手「こんにちは。宜しくお願いします
「「宜しくお願いいたします

(吾郎さま、嬉しそうなお声、ウキウキしてらっしゃいますね)

「稲垣さん、ご無沙汰しております。すごい久しぶりですね~
「ね~ご無沙汰です…映画おわって、打上げがあって…あ、舞台ね
「完成して、その後お会いできてなくて。上映する時にお会いできるな~と思ってたら、だいぶ経ってしまいましたけども。
「1年以上経ってますね
「昨日まで京都に行ってたんで、お土産を買ってまいりました
「ホントですか!ありがとうございます。じゃ開けちゃおうかな^^
包装紙をビリビリ破る?ww
「京都の伏見稲荷という神社があるんですけど。千本鳥居で有名な。そこの稲荷せんべい
「す~ごい、可愛い
吉「可愛い。狐のお面のような。おみくじ入りって書いてありますね
「「ありがとうございます~
「京都で僕の映画の特集をやってまして、舞台挨拶に行ったものですから、そのついでに寄らせてもらいました
(手塚眞監督特集@京都みなみ会館 11/13~12/3  舞台挨拶は11/14、15)
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吉「去年の10月『第32回東京国際映画祭』のコンペティションに『ばるぼら』が選出された際に、監督にミュージックセレクトをお願いしました
手「そうでしたね。こちらに伺えなかったのは残念でしたが
吉「今日はご来店いただき、大変光栄でございます。『ばるぼら』公開直前スペシャルという事で、たっぷりと映画のお話をお伺いします

映画『ばるぼら』のストーリーを簡単に…
1973
年から74年にかけて連載された手塚治虫さんの漫画『ばるぼら』。売れっ子の耽美派小説家・美倉洋介は、ある日新宿の片隅でホームレスのようなアルコール依存症の少女・ばるぼらと出会います。思わず家に連れて帰ったしまった美倉は、煩わしさを感じながらも何故かその魅力に魅かれ追い出すことができなくなります。一方で、新たな作品への創作意欲がわき、彼女をミューズのように感じはじめます。しかし、同時に、異常性欲と幻想に悩まされ、現実と幻の境界線が崩れていく…。

「そうなんですよ~まだ崩れてますよ、僕は
吉「まだ吾郎店長は美倉先生のままですか?
「そうですよ
(笑)

完成から時間をかけて、遂に公開!
ホントに待ち望んでいたファンの方も
「ほんとにね、ファンの皆さんにはヤキモキして頂いたと思いますけども。実は、映画ってね、マーケットが2種類あって、メジャーな映画インディーズ映画っていうのがあるんですよ。メジャーな映画は作る時から劇場とか上演日が決まってるんですね。決まってないと作らないんです。インディーズ映画っていうのはその逆で、作ってから劇場を探す、という順番なんですね
「買って頂く、というね、作品を作ってから
「そうなんです。営業して買っていただく。そうするとね、大体、半年1年待たされるのが普通なんです。だから、このぐらい待つのが、僕らは、普通だということなんですね(笑)
吉「なるほど~
「でも、インディーズ映画の方が自由度がすごく効くので、内容も含めてキャスティングも自分たちの思うように出来るので。もしこれがメジャーな映画で『ばるぼら』が作られ始めていたら、主役で稲垣さんは選ばれなかったかもしれない
「そうですよね…あれ?それ、どういう意味なんだろな(笑)
「インディーズだからこその自由度で、稲垣さんを主役にしよう、と、すぐに決められる
「嬉しいですよね~。だから、全て監督が決めた事ですし。大人の事情が無い、作品作りにちゃんと特化したものなので。そんな中で僕をキャスティングして頂いたっていうのは、ホントに光栄なことです
「こちらこそ、ほんとに嬉しかったです。昔から、稲垣さんの出てらっしゃる映画はずっと観てまして、この人とはいつか仕事をしようしようと思っていたんですよ。こんなに早く巡ってくるとは思いませんでしたけれども。
「ありがとうございます

この脚本の印象は?
「逆に、稲垣さん、最初にこの脚本をお送りして読んでいただいて、どんな印象をお持ちだったんですか?
「や~でも…全く想像がつかなかったですね、自分がこれを演じるというのは。ただ、監督の事はね、勿論、『白痴』、この後ご紹介させて頂きますけど、20年前にやられた『白痴』の映画で僕は知っていて。僕はもうこの映画の中の圧倒的なこの映像美に、当時、夢中になって、何度も映画館に足を運んだ、大好きな作品だったので。その監督とご一緒できるという事がすごい嬉しかったんです。
「ありがとうございます。すごいですね、稲垣さん、20年前から、そういうコアな映画をちゃんと観て頂いていて
「確かに、今、この『白痴』、やるとなったら大変ですよね。
「もう出来ないと思いますね。今の日本の映画界では無理かな、っていうような内容と規模のものですけどね。
「そうなんですね。これ、今、デジタルリマスター化されて公開中ということで
「今、全国で公開中なんですけど、嬉しいことに、『ばるぼら』を映画祭で観て、じゃ監督の前の作品も観たいと言って観に来て下さってるお客さん、いらっしゃるんですよ。そうしますとね、観終わってから声をかけて下さって、これと『ばるぼら』は繋がりますね、と、印象が繋がりますね、と言って頂けるんですね。ありがたいことです。
「そうですね

『ばるぼら』を映像作品にしようと思ったキッカケは?
「これ、よく聞かれるんですが。手塚治虫の中から選ぼうと思ってたわけじゃないんですよ。ただ、凄く大人向けのファンタジーを作りたい、と考えていて。何かいい原作ないかと考えていたら、思い出したんですね。家に『ばるぼら』というのがあった。それで、自分のとこのものですしね、内容も熟知してますし、これが良いに違いないと。という所で企画化したという事なんですね
「これ、でも、結構、監督も衝撃的だったんじゃ…『ばるぼら』って、昔、少年時代に出会った時に
「あ~普通の方はそうかもしれないですね。ま、僕はずっと、その、手塚治虫の家で生まれて育ってますから(笑)、逆にそれは常識といいますか、どんなものが出てきても別に驚かなかったというか
「そうだったんだ
「そうですそうです
「そっか、その辺のお話もちょっと又じっくり、お父様とのお話もね、聞きたいですけれども

キャスティング
吉「漫画で読むと、『ばるぼら』の映画化って難しいのかなと思っていたところ、見事に再現されておりまして。やっぱり、キャスティングもポイントとなっていると思います。美倉洋介を稲垣吾郎さん、ばるぼらを二階堂ふみさんが演じていらっしゃいますけれども…。

夢のようなキャストが揃って頂いて、もう、監督冥利に尽きると言いますか。まさか、お二人共、この内容で受けて頂けるとは思っていなかったです。正直言うと。
「いやいやいや、やっぱ映画だから。映画で演じることによって、なんか、自分が又、新しいステージに行けるという事が、やっぱ多いので。テレビでは中々、そういう事がおきないので。
「まぁテレビでやれる内容じゃないけどね。
「(笑)これで又、自分も俳優として深みが出てくると思うので、そういキッカケに
「いや、僕ね~稲垣さんが、これ受けられた、って聞いた時に、ホント驚いて。
「ホントですか⁈
「ええ。稲垣吾郎、やるな!って思ったんですよ。普通、この内容受けられないよなって、ね、僕がお願いしておきながら言うのもなんですけどね
原作を読んだ時にはね、ちょっとビックリしましたけど。あ、このシーン、ビジュアル的にどうやって撮るのかな?って。あれ、僕、すっぽんぽんにならなきゃいけないのかな、って。ちょっと色々とね(笑)
「またまた、そうですか
吉「『ばるぼら』を拝見した後に吾郎さんと目を合わすの、恥ずかしくなりました
「いえいえ

監督と2時間話したい
「そこは、稲垣さん、最初から躊躇なかったんですか?
そうですね~。躊躇ありそうなキャラクターに思われるんですけど…。でも、監督と、ほら最初にお会いした時にお話させて頂いたじゃないですか。その時に、『僕を信じてくれ』と、『素晴らしく美しい作品に仕上げるから』って風に言って下さった監督の言葉で、全く、消えましたね、その躊躇は
「ありがとうございます。そう、最初に稲垣さんが、『監督と2時間話したい』って
「エッ?僕…2時間…そっか、2時間ぐらいお話をね
「そうなんです。それで、『じゃぁお話しましょう』という事で。2時間2人だけでね。
「そう、ほぼ初対面なのに2人で2時間…
2時間、話してね。あれが良かったですね
「良かったです。その時の空気、覚えてます
「その時に、意思疎通ができたんですね。
「そう。もう、なんか、言葉ではないような
「そんなに映画の中に踏み込んで話しなかったですね。多分、半分ぐらい雑談だったような
「そうですね。雑談とかね。好きな映画の話とか、音楽の話とか、そういうのをさせて頂いて
「趣味の話とかね、なにか、生き方とか

吉「そういった関係性を深めていった事で作品にも表れているという事ですね
「映画って色んな仕事が集まりますからね。お互いの信頼関係、大事なんですよ。
「そうだね
「それが一番

橋下一子さんによる映画『ばるぼらのテーマ』
🎵ばるぼらのテーマ / 橋下一子

『ばるぼら』の中で、音楽はどんな存在なんでしょうか?
「橋本一子さんとは、もう映画何本もご一緒させて頂いていて。そういう意味では、彼女とも信頼関係はすごく築かれていて。僕は、音楽は映画の中で大きな要素だと思っているんですね。ただのBGMではなくて、台詞と同じぐらいの重要なものという風に捉えていて。
「はい
「普通、映画のサントラ盤というのは、映画を撮影した後に編集して、それに合わせて作ってもらうんですね。でも、橋本さんとはホントに信頼関係があるので、脚本を渡して、もうすぐ作り始めてもらう。だから、映像を見せないで先に音楽を作ってもらうんです。
「すごいね!
「その代わり、録音する時に僕も一緒にスタジオに入って1曲ずつ確認しながら録音していって、出来上がった音楽に合わせて、僕は映像を編集する。ちょっと普通の映画とは作り方が逆なんですね。
「へ~~。監督はね、編集も全部、ご自宅でね、
「今はね~ホント、パソコンで出来ますからね
『編集作業が一番楽しいんだよ』っていう風に、眼を輝かせて
「そうなんです。編集って、言ってみれば、映画が料理だとすると、編集こそが調理なんですよ。切ったり焼いたり煮たり、みたいなね
「素材を集めてくるんだね、撮影というのは
「そうなんですね。まぁ、言葉は悪いですけれど、稲垣さん達を撮影して、それがまぁ素材なわけです。なるべく良い素材を集めて、後はもうシェフの腕次第という、ことでは、編集が一番、映画作りの冥利に尽きるんですね
「そうなんですね~

ここはレコードショップなので音楽の話も
「今日は3時台で<手塚治虫が愛した音楽の世界>という特集をお送りしたんですが、ご自宅でも常に音楽が流れていたんですか?
「そうなんですよ。うちの父はね、ホント音楽が好きで。僕が生まれた家には、でっかいステレオが壁付けのスピーカーで、あって。もうガンガン流しながら、仕事してたんですね。ほとんど、クラシックですね。現代曲とかポップスは、殆どなくて、クラシックか映画音楽。多分、自分が若い頃に観た映画のサントラ盤とかをかけてたんですけど。これ、作品によって違う曲をかけるんですよ。なんか、作品に応じて決まってるみたいで。この作品だったらコレ、みたいな。又、場面によっても変えてくんですね。言ってみれば、映画のサントラ盤のつもりなんでしょうかね
「そうか、流れてるんですね、絵を描きながら
「音楽で気持ちを高揚させて、それで漫画を描くという風な。自分のモチベーションを高めるという意味でも必要だったと思いますね。
「でも、それは正に、監督も影響を受けてるところですよね
「そうですね。そう言われてみれば、同じかもしれませんね。僕も脚本を書く時に、音楽、流してます。
「あ、そうなんですね
「それこそ、『ばるぼら』の脚本を書く時は、ジャズを流してました
「あ、そうだったんですね!
「それも、ちょっと古い、60年代とかのジャズですね
「ね~なんか、『ばるぼら』を撮影してる時に、ここはマイルスデイヴィスのようなジャズが流れてるイメージで、とか言って。美倉がレコードをかけるシーンがあるけど、実際には音が流れないじゃないですか、撮影現場には
「そうなんです、うるさいからね
「そうそう、そんなものをね~イメージしながら僕も演じていたんですけど
「漫画の中では、美倉がかけるのはクラシックなんですよ。そこは多分、父親が自分のイメージを重ねてる所もあるかもしれないんですけど。僕の場合は、ジャズ、しかも、ちょっとフリーキーなフリージャズ。ちょっと、稲垣さん、驚いたと思いますけど
「いや~ビックリしました。でも、なんか、これが『ばるぼら』の世界観とすごく合ってるな~と思いましたし

二階堂ふみさん
「でも、『ばるぼら』っていったら、もう僕は、二階堂さんのおかげで演じられたというのは、ホントに大きくて
「もう彼女自身がばるぼらって感じでしたね。
「そう。彼女が『ばるぼら』として自然に、いつも近くでフワフワ存在してくれてたおかげで、僕も…引っ張られたというか。う~ん。
「あのね~実は、稲垣さんよりも少し前に二階堂さんの方が決まっていたんですよ。で、二階堂さんが決まるまで、この映画の企画、全然進まなかったんです
「企画自体はあったんですね
「勿論、企画自体はあって、進んでいたんですけども、中々ね~それが具体的に制作するとこまで進まなくて。で、二階堂さんが決まった途端にですよ、するするすると色んな事が決まっていって。そういう意味でいうと、ホントに『ばるぼら』みたいな存在
「あ、そうだったんですね

吉「まさにミューズですね、映画にとっての。監督は二階堂さんとも吾郎さんのようにお話されたんですか?

「ええ。何度かね、撮影前に話したんですけれど。彼女自身が、今回は役がちょっと掴みどころの無いキャラクターだというので、どうしましょう、っていう感じだったんですけど。逆に、思い切って何も考えないでやってみます、と言って。それまでは自分はどういう役かっていうのを考え抜いて監督ともよく話してやってたんだけど、今回はもう、まるでいきなり、例えば、踊りだすかのように身体を動かしてみます、と。だから、それを見て気になるようだったら言って下さい、という話だったんですよ。で、初日の日に、稲垣さんと二階堂さんとお2人が演じられてるのを見たら、もうこれでいいや、と。これ以上僕が演出する必要が無い、というぐらいにお2人とも、その役になりきっていらっしゃったんで。
「不思議ですよね~、今考えるとね、1ヶ月ぐらいの出来事だったのに、すごく濃密だったし、
「ですね。しかも、稲垣さんもね、普段の稲垣さんとは、あの美倉の役、全然印象が違いますね。
「そうですね。確かに。もう、なんか、自分じゃないみたいです、見てると。
「そう。普段ね、すごく柔らかいところが、稲垣さん、あるじゃないですか。もうちょっと厳しいというかね、色んな意味で気取った所もあるような雰囲気でやってもらっていて。なんか、2人とも、乗り移ったというと変なんですけど、そういう感じで演じてた気がしました
「そう、なんか…もう、なんか、迷ってるとかなくて、自然に喋ってた、みたいな。結構ね~ホントにそういう憑依されてた状態だったというか
「正に二階堂さんなんか、そんな感じでしたね
「そうですね~。でも、なんか、迷いながらやってるのも又、彼女、良かったのかもしれないですね
「それがね、実は、今回の『ばるぼら』にすごく良かったんじゃないかな、っていう。原作とは又ちょっと違う感じが出たと思いますね。
「は~い


手塚監督のセレクトソング
David Bowie
の『The Next Day』から
🎵Where Are We Now? / David Bowie

「僕は、稲垣さんにはDavid Bowieのように輝いて生きていって欲しい、という気持ちがずっとあって
「ありがとうございます。僕も大好きなんです
「あ、そうなんですか
「はい。大好きで、この番組でもいつも紹介させて頂くんですけれども

彼の美学が良いですよね。音楽は勿論良いんですけど、ファッションだったり、アートに対する関心だったり。で、その彼の関心そのものが、すごく、アピールしていく事でアートを高めたり広めたりする、っていう。そういう事に繋がってますよね
「はい

11
月20日公開『ばるぼら』
観に来て下さる方へ監督から

「もう、あんまり色々説明しないです。映画館に来て、その世界に浸って頂きたいと思うんです。勿論、二階堂さんと稲垣さんの名演が観れるのと、撮影監督クリストファードイルさんのカメラによる映像が素晴らしい、美しい映像ですので、それを観るだけでも劇場に来る価値があるかと思います。

では、主演の吾郎店長からも

「今日、この放送を聴いてて、皆さん、分かって下さると思うんですけれどもね。手塚監督はじめとして、これから僕は俳優としてね、一緒にずっと、これからもお仕事していきたいなっていう風に思えた方々との出会いになった作品なんでね、僕の大切な作品なんで、皆さん、11月20日からなので、是非、劇場の方でご覧になって下さい。


舞台挨拶
映画『ばるぼら』公開日の翌日、11月21日(土)、舞台挨拶も行われます。こちらには、手塚監督、稲垣吾郎さん、そして、二階堂ふみさんが登壇予定です。この模様を全国65の劇場でライブビューイング、生中継されます。

そして、『ばるぼら』の公開を記念して、手塚監督の過去の作品も公開中です。『白痴』デジタルリマスター版が上映中です。今後、京都、新潟、東京、青森、岩手、札幌、兵庫ですとか、全国各地でご覧いただけます。詳しくは、『ばるぼら』の公式サイトに『白痴』のバナーがありますので、チェックしてみて下さい

手「これは、ミニシアター応援プロジェクトで、ミニシアターで観れますので、こういう時期ですけど、是非とも劇場に行ってご覧頂きたいと思います。

11
20日に公開『ばるぼら』
今日のトークを聴くと公開が待ちどおしですね🎬
なんと21日には舞台挨拶もありますよ🖋
詳しくは公式サイトをチェック
https://barbara-themovie.com
Egjzoo4u8auyozf_20201126235301

そろそろクローズのお時間が…
本日、いかがだったでしょうか?

手「もっと話したいですよね。
吾「そうですよ~~
「でも、又僕が何か作る時に、出演してもらえるんですか?
「勿論!ですよ。
「嬉しいな~
「監督、だって、『又一緒に仕事しよう』って、言ってくれたじゃないですか
「はい、勿論!手塚組の常連俳優として
「これがキッカケですからね
「そうですね

「「ありがとうございました!
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Endling
吉「今日は前半では手塚治虫さんが愛した音楽特集、そして後半は映画『ばるぼら』の手塚眞監督をお迎えしました。豪華な一日でしたね~

「いや~嬉しかったですね。お久しぶりにお会いできて。相変わらず、穏やかな方で…癒されるでしょ

「はい。優しい方ですし、お話も楽しくて
「監督ね~いつも、洋ナシを送ってきてくれるの、毎年。
「そうなんですか
「うん。だから、監督に会うと、洋ナシの香りがしてくるの。
(笑)
「記憶で蘇ってくるんですね、洋ナシの香りが
「そうですよね~ホントにそういう心遣いも含めて、とても優しくて穏やかで、大好きです
「いよいよね、今週金曜日から公開ということです。是非、多くの方に劇場でご覧いただきたいと思います。
「は~い

リスナーからのメッセージ
📩ブラックジャック
「良いですね~。監督、ブラックジャック、稲垣さん、やりたいですね、って仰って下さって
「いいじゃないですか~!
「今、監督、聞こえてるから言ってるんだけど
「アピールしましょう~観たいです、私も

それでは、又明日午後3時にお会いしましょう
さよなら~~

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