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« フォトエッセイ『Blume』9/18発売 (随時更新) | トップページ | 編集長 稲垣吾郎 2020.09.30 #196 »

2020年10月 6日 (火)

【THE TRAD】2020.09.29 #101 ゲスト:杉本博司(現代美術作家)/ 松本俊明(ピアニスト)

THE TRAD #101
2020
年9月29日
TOKYOFM 20200929
THETRAD 稲垣吾郎 ラジオ レポ
20200929s__41820164
本日のメニュー
①【TODAY'S MUSIC RECOMMEND】
 「秋に聞きたいピアノサウンド
②メッセージテーマ「アナタのアート体験
③【ENTERTAINMENT MAP】
 杉本博司(現代美術作家)

OAリスト
M1 愛を告げる小鳥    / 矢野顕子
M2 果てなく続くストーリー / MISIA
M3 Waltz for Debby / Bill Evans
M4 Melodies of Love   /  Joe Sample
M5 コラール前奏曲<我、汝を呼ぶ、主イエス・キリストよ>/ STANISLAV BUNIN
M6 7つの雨の物語  /   松本俊明
M7 金木犀の夜 / きのこ帝国
M8 Oh! Darling / The BEATLES
M9 聞かせてよ愛の言葉を / ジュリエット・グレコ

~~~~~~~~~~
<オープニング>
(ナレーション)
ここは東京の片隅にひっそりと佇む小さなレコードショップ。店の名前は『TheTrad』。2時間だけオープンするこの店には、毎日、上質な音楽が入荷しています。さ~そろそろ、ドアが開くようです

(
小芝居)
「吉田くん、お疲れさま
「吾郎店長、お疲れ様です
「そろそろ店をオープンするんだけど…あれ?何を見てたのかな~もしかして遊んでた?
「いえ、違いますよ。ミュージックビデオを見てたんですよ。矢野顕子さんのMV、ニューヨークと日本をリモートで繋いで作られてるんです。矢野顕子さんのお部屋のインテリアにも興味津々で
「うん。グランドピアノやハモンドオルガンを弾いてる姿も見られるんだよね。ま、矢野さんもね~ソファーでリラックスしたり、とてもチャーミングですよ。今日はこの曲でオープンしましょう。是非、皆さんもミュージックビデオをチェックしながら聴いてみてください

話題の新曲から
🎵愛を告げる小鳥  /矢野顕子


TODAY'S MUSIC RECOMMEND

松本俊明さん(ピアニスト・作曲家・サウンドプロデューサー)
「秋に聞きたいピアノサウンド」をセレクトして頂きました!
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まずは松本さんが手掛けた1曲から
🎵果てなく続くストーリー / MISIA

プロフィール
ピアニスト・作曲家・サウンドプロデューサー
「忘れない日々」MISIA、「この夜を止めて」JUJU、等、数々の泣ける曲を手がけている。


「今までは、でも、ご一緒はさせて…
「無いんですよ~ホントに。僕は、SMAPの頃から、是非、書きたいと思っていたんですけれどもね。チャンスが無かったので。これから、吾郎さん、ソロに、かけております。ソロも是非!これをキッカケに
「あ、いいですね~。ありがとうございます!

(松本さんの創られる曲は、吾郎さまに合いそうですね!松本さん、期待してます♪)

ピアノが特徴的な曲をセレクト
🎵Waltz for Debby / Bill Evans


1978
年のアルバム『Rainbow Seeker(虹の楽園)』から
🎵Melodies of Love / Joe Sample


最後はブーニンが弾くバッハから
🎵コラール前奏曲<我、汝を呼ぶ、主イエス・キリストよ>/ STANISLAV BUNIN


松本俊明さんの楽曲
昨年リリースされた最新アルバム
『リラクセーション・ジャーニー〜やすらぎの音紀行』から

🎵7つの雨の物語 / 松本俊明

「いろんな情景が思い浮かびますね~
「ありがとうございます。
「7つの雨なんですね。
「雨の時って景色を見ながら本を読むのが好きで。雨の日に本を読みながら音楽を聴いてる時のイメージで書いた曲です

(とても穏やかなお話ぶりです。作られる楽曲にもそんな雰囲気が表れていると思いました。是非、吾郎さまのソロ曲をお願いしたいです)


リスナーからのメッセージ
📩ルーブル美術館での鑑賞、日本との違いにビックリ
「ルーブル、広いですもんね。一昨年、行ったんですけれども。ツヨポンと『モナリザ』、見ましたよ。僕、10年以上前に『モナリザ』を見てたんだけど、ツヨポンに合わせて、『あっ、モナリザだね』って一緒に喜んであげたの ww


吉「涼しくなってきて、そろそろ布団も変えなきゃなと思ってるんですけど、吾郎店長いかがですか?
「僕は1年中同じなんですよ。でも、厚手すぎるんですよ。夏は涼しくて、冬は暖かいっていう風に、店員の方に薦めて頂いて買った布団を信じてるんですよ。羽毛ですけれども。ただ、やっぱ、夏はちょっと暑い。変えようと思って終わっちゃったwww

4
時台はこの曲からスタート
そろそろね、この花の香りが漂う頃なんじゃないでしょうか
🎵金木犀の夜 / きのこ帝国


【ふらっととらっど】
お腹が空く時間に
ハナマルキの平田さんがふらっとご来店
「スグ旨カップみそ汁シリーズ」を持ってきてくれました
さ、さらにお腹がすく~~

吾郎店長は、キャベツとか玉ねぎの味噌汁が好きなのか…平田さんに要望してるw
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ここで1曲
ポールマッカートニーがシャウトしながら弾くファンキーなピアノに耳を澄ませて聴いて下さい
1969年9月にリリース、アルバム『Abbey Road』から

🎵Oh! Darling / The BEATLES


ENTERTAINMENT MAP
吾郎店長が先日訪れた小田原文化財団 江之浦測候所を手掛けた、現代美術作家の杉本博司さんがご来店です!

「いらっしゃいませ~TheTradへようこそ。お待ちしておりました。
「あ、どうも。こんにちは
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吾郎さんが今一番お会いしたい人
「ホントにお目にかかれて光栄です
「いいえ、こちらこそ。意外と、なんか、大人びた方なんで
「あっ、そうですか
(笑)
「アイドルの時のイメージしかないので。
「あ、そうですね。子供の頃からアイドル活動してるんで。そうです。でも、もう46になって
「あ、そうですか

杉本さんの作品が大好きで。江之浦測候所の方にも、ず~っと行きたいな~と思ってて、先日、伺わせていただきました

(珍しく、吾郎さま、ちょっと緊張ぎみ?でも、猛アピールしてます。かわゆし)
「ご感想はどうですか?
「ず~っと此処に居たいな~というか。ホントに突然、行きたくなってしまって…開けて頂いたんですけれども。すごく案内をして頂いて。
「閉館してからの夕方、一人であそこにジーっと居ると素晴らしいですよ
「ホントはね、居たかったんですけどね。4時半までだったので。や~や~でも、事業局の方にも良くしていただいて。ホントに感動しましたし。なんかね、昔の人になった気分になれたというか、タイムスリップした感じというか。
「そうですね。もう、この世のものとは思えないような所でございますから
「は~い、ホントに素敵でした

プロフィール
1948
年東京生まれ。1970年に渡米、74年からニューヨークに住む。写真や現代美術にとどまらず、古美術、建築、造園、伝統芸能など、多岐にわたる活動をしている。70年代にはニューヨークのMOMAに作品が所蔵されて、95年にはニューヨークのメトロポリタン美術館で個展を開催。中でも、世界各地の海の水平線をモノクロームの写真におさめた『海景』シリーズは、U2が2009年にリリースしたアルバム『No Line on the Horizon』のジャケットで覚えている方も多いかもしれません。

『海景』シリーズ
「そうなんですよ~どうにかして真似して写真撮りたいな、って、皆、思いますよね。でも、絶対に、このモノクロームな感じっていうのは、我々には出せるわけないんですけれども。ね~皆さん、ご覧になった方も多いと思うんですけれどもね、そのU2のアルバムジャケットで有名なんですけれども。

U2
のアルバムジャケットに…その経緯は?
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杉「たまたま、南仏のChateau La Costeに安藤忠雄さんが美術館を設計するという仕事がありまして。その安藤さんに頼まれまして、僕の彫刻作品を建築の横に据えるということに。そしたら、そのオーナーの方の友達がいるニースに小型飛行機で30分ぐらいで行ったんですよ。そして着いた別荘に、小さいおっちゃんがいるんですよ。それが、ボノだったんです。僕はあんまりU2の曲はそんなに親しくなかったのですよ。どっちかっていうと、ローリングストーンズやビートルズの世代で、その後はあんまり聴かなくなっちゃったんですよ。仕込まれてたんですね。
「そっか、サプライズだったんですね
「僕の『海景』を、この地中海で撮ってくれって言うんですよ。
「あ、そうだったんですね。世界各国の海ですもんね
「ごめんね~って言って、僕は頼まれたら撮らないんで、もし貴方が僕に頼まなかったら撮ったかもしれないのに残念でしたね、って言ったんですね。(笑)
「エッ!ボノに頼まれて…そうかぁ

「ところがね、ず~っと話してたら、気の良い人で結構頭もいい人なんですね。それから仲良しになってしまって。僕の作品『海景』に触発されて、曲を作りたいと。だから、『No Line on the Horizon』というのは、僕の『海景』の中に水平線が見えるか見えないかっていうものを曲想として使いたい、という事なんですよね。だったら、そういうイメージはあるし、『Boden Sea,Uttwil』を提供して、じゃぁ一緒に作りましょう、という事になり、一緒に作ったんですよ。
「そういう音楽を作るというのは、初めてだったんですね、同じクリエイティブなお仕事でも…。すごいコラボレーションですよね。


小田原文化財団 江之浦測候所
英語表記「Odawara Art Foundation Enoura Observatory」
測候所「全体の宇宙の動きを測候する」という意味。
ギャラリー棟、石舞台、光学硝子舞台、茶室、庭園、門、待合棟で構成

ここは、ギャラリーでも美術館でも公園でもない。海を自然を天空を展望するための特別な場所。杉本氏が集めていたコレクションを展示する場として、構想10年工事10年をかけて,2017年に開館。杉本さんならではの哲学や美学、歴史観といった、その世界観が凝縮され集大成ともいえる。この辺りは元々、ミカン畑で、目の前には相模湾が見渡せる壮大なランドスケープ。都心からわりと身近に行ける場所だが、そこでの光と風、風景は都心と大きく違っています

根府川駅
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東海道線で唯一の無人駅。
「そう。駅も行きました。とても素敵でしたね~。

何故、この地に?
杉「導かれてこの地に着いた…という感じ。34歳の頃、旧東海道線を走る電車から見た海景が、私の最初の記憶。熱海から小田原へ向かう列車が眼鏡トンネルを抜けると,目の醒めるような鋭利な水平線を持って、大海原が広がっていた。耕作放棄地になっていたミカン畑を譲って頂き、1万坪以上に。

広大な敷地には春分・秋分・夏至・冬至に届く光を計測して建物が配置されていて、天空の運行と人の存在が座標を描く。そこに立つことで、人は自分の位置について、しばし宇宙のスケールで意識を巡らせることになる。

「大きいですよね。多分ね、1日じゃ回りきれないぐらいな。もう一度、僕は、絶対に行きたいと思ってるんですけれども。竹林とかも凄く綺麗で。トタン屋根の茶室も素敵。『日々是口実』(「日々是好日」のもじり) 『日々是好日』は僕も好きな言葉なので。そういうユーモアもあったりして。なんかね~いろんなとこ、楽しませて頂く場所があって…後は、実際に海景を体験できる70メートルの隧道とか…。冬至の日に上がってくる太陽とか。
茶室
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冬至光遥拝隧道
冬至の朝、相模湾から昇る陽光は70メートルの隧道を貫き、対面して置かれた巨石を照らし出す
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杉「冬至の日に合わせて、70メートルの地下のトンネルに、その1日だけ真ん中に日が昇る。
この瞬間を、いつか見たい。冬至の時に行って、僕もみてみたいな~と思って
吉「どの季節に行くかによって景色も変わって楽しめますね
「そうなんですよね~。

夏至光遥拝100メートルギャラリー
夏至の朝、相模湾から昇る陽がギャラリーの真ん中に差し込む
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杉「夏至には100メートルのギャラリーの真ん中に
「そのギャラリーも素敵です、ホントに!夏至の時、僕、絶対、行きます!

光学硝子舞台
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「あと、ステージも素敵でした。光学硝子の舞台。ちょっと怖かったですけど。高所恐怖症なので

(笑)
杉「是非是非、あそこで何か、ステージで。踊ると気持ち良いですよ~
ホントですか!!杉本さんの許可が出たんで。や~ね~こんなステージで何かやってみたいな~って、僕、凄く思って。あの~朗読劇とか、きっとステキなんじゃないかなと思って。こないだ僕は、朗読劇っていうジャンルで芝居を初めてやらせて頂いて、すごい楽しかったので。
杉「あ~そうですか
「歌って踊ってっていうステージは、ちょっとね、合うかどうかな~って
杉「あまり踊り過ぎると落っこちますから (笑)
「世界中探したって、こんなステージ、ないですから。素敵だったな~。いつか、ね~、ちょっと、そのステージに立たせて下さ~
杉「時々、色々あります。田中泯という方が踊りました。あと、オレリー・デュポンも踊ってますし
「そうですね
杉「人を入れないで収録だけっていう事もあるんですよ


最近シャンソンに嵌っている杉本さんおススメの曲
1964
年の曲。フランスを代表する女優でありシャンソン歌手。今月23日に93歳で逝去。
🎵聞かせてよ愛の言葉を / ジュリエット・グレコ


考古遺産
古代から近代までの建築遺構から収集された貴重な考古遺産が随所に配されている
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「石の作品が多いですね
杉「どういうわけか、巡り巡って僕の所に集まってくるんですよね。これはお金があっても買えるものではないんです。お金が無くても来るものは来るんですね。
「石が杉本さんを追っかけてくるんですね。駆け込み寺のような。でもね~見てると面白いんですよね。僕は全然、石の事は分からないですけど。なんか、人の顔のようにも見えてきたりとかして。笑っている石もあったり泣いてる石もあったり、面白いんですけど。石の魅力というか魅了されるところはどういったところですか?
杉「石そのものは山の中にあればただの石なんですけど。それが何か建築に使われたり、平安時代の礎石だったり、色々な曰く因縁と由緒と歴史を背負ってるんですね。そういうもので歴史が反芻できるんですね。石の削り方にしても、古代と中世と近世と全然、割り方も違いますし。そういう事で、日本の全文化史というか文明史がそこに凝縮されてるんです。ですから、石と対話ができるというんですかね~石の気持ちを聞いてみることができるんですね。

「石の知識がなくても、見てるだけで引き込まれていって、なんか古代の事とか昔の事とか思いを馳せてみたりとか。そういった気持ちにね、我々もなれます、絶対、行くと。

杉「例えば、比叡山の信長の焼き討ちの時に焼けてしまったお堂の礎石があるんですね。それは火で焼けただれた跡がついている。その時に何百人何千人という女子供まで殺したというんで阿鼻叫喚の音がその石に沁みついてる感じがするんですね。
「へ~~。と、思ったらね、京都の市電の敷石もあったりと。
杉「これは3千枚くらい集めましたね。明治から戦後にかけて、車、電車、馬車や人も通って100年近く人間の踏み込んだ足跡がついて、良い形になってるんですね、丸みを帯びて。
何一つ、同じ石がないんだな~って思いますよね~見てると

巨大な石をどうやって運んだ?
杉「石は運ぶのが大変。石舞台の足掛かりは23トンかな。福島県に石切り場からどうやって運ぶか考えるのが難しいけど楽しいんですよ。クレーンとか入らないような所まで持ってかなくちゃいけない。結局は、秀吉とかがやってた方法で、最後はやるしかないんですよね。
「秀吉はどうやって運んだんんですか?
杉「巨大な木を3つに組んで、それに石を吊るして押すと揺れる。1メートルぐらい揺れた所でドスンと落とす。カニが這ってくようにゆっくりと1メートルずつ動かしてくんです。1日で10メートル行くかどうかという作業
「大変!でも、やっぱり昔の人が編み出した方法というのが、一番
杉「その方法しか最後は使えないんですね
「へ~~~

杉本博司さんの世界をもっと知りたい方へ
STARS展「現代美術のスターたちー日本から世界へ」
Casa BRUTUS特別編集「【完全版】杉本博司が案内する おさらい日本の名建築」 発売中
「江之浦奇譚」1010日発刊


本日は、現代美術作家の杉本博司さんにご来店いただきました!
「江之浦測候所」みなさんもぜひ行ってみてください


「本日は本当に貴重なお話を、ありがとうございました


Ending

僕とは又来週~午後3時ですね、お会いしましょう
さよなら~~


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