ライフスタイルの改革者?@ISOROを見て
杉山崇さんの番組論評に共感!
<杉山 崇 プロフィール>
神奈川大学人間科学部・大学院人間科学研究科教授
教育支援センター副所長/心理相談センター所長/
臨床心理士 /日本心理学会代議員/
など
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【中居正広のISORO】を観て
webニュースより
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<稲垣吾郎さんはライフスタイルの改革者?>
普段は芸能ニュースに興味が無い人も思わず見入ったのではないでしょうか。
SMAP稲垣吾郎さんが男性と半同居しているというニュースが話題になりました。
さらに話題になったのはその男性との間に恋愛じみた感情がない…ということです。同居といえば血縁関係か恋愛感情で結ばれた者同士という考え方が一般的でした。
また、女性同士の恋愛感情のない同居は聞かないわけではありませんが、男性同士はあまり耳にしません。
稲垣吾郎さんは、その影響力もあってライフスタイルの改革者ではないかという意見も聞かれます。
ここでは、血縁も恋愛感情もない男性同士の同居について考えてみましょう。
◆ルームメイト、シェアハウスの進化型?
日本では一般化していませんが、ルームメイトというシステムは海外では古くから主に若い人の居住形態として定着しています。最近は日本でも、シェアハウスが新しい居住形態として注目され、若い人を中心に定着しつつあるようです。いずれも、血縁も恋愛も関係ない同居です。「シェアハウスの恋人」というドラマもあるように同居の中で恋愛に発展することもありますが、恋愛を含めた感情的なつながりとは関係なく共同生活をすることが普通です。
稲垣吾郎さんの場合は恋愛とは違う情緒的なつながりがあるようです。ルームメイトやシェアハウスよりもその面では進化していると言えます。では、二人の情緒的なつながりはどのように考えればよいのでしょうか。
◆合宿の延長線に考えてみると…
一つの視点ですが、合宿の延長線でとらえることができるかもしれません。
日本では学生時代に部活やサークルで合宿を行うという文化があります。部活やサークルは目的で結ばれていますが、血縁や恋愛感情では結ばれていません。ですが、合宿という形で何の違和感もなく数日間は共同生活を行います。そして、同じ目的を持って協力しあって共同生活を行っていると、いつも賑やかですよね。必ず誰かが近くにいるわけです。
ここで個人差があって、共同生活を窮屈に感じる人もいますが、仲間の賑やかさを楽しく感じられる人もいます。人はよく知らない人は警戒するようにできていますが、よく馴染んだ人との交流には暖かさや喜びを感じるようにもできているのです。
そうすると、いつか合宿の目的だけでなく、その共同生活とお仲間そのものが素敵に感じられることもあります。そして、合宿が終わる頃には何となく寂しくなる…そんな経験をする人もいるようです。このような感情が深まると、家族に近い親近感も湧いてくることがあり得ます。
◆安心できる人が、そばにいる
稲垣さんは国民的なアイドルとしていつも注目されています。自分の知らない人に自分のことをあれこれ知られているのは実は怖いことです。そのストレスは計り知れません。
人は基本的に孤独や孤立が苦手で、人に癒やされる生き物です。よく馴染んだ安心できる人がそばに居てくれると心穏やかになれます。これは必ずしも恋愛感情である必要はなく、苦楽を共にした仲間や親友への感情と近いものでも十分に癒されます。
男性二人の恋愛感情のない同居が一般化するかどうかはわかりませんが、私たちが癒やされるべき家族は必ずしも血縁や恋愛感情で結ばれている必要はないと言えるでしょう。稲垣さんのライフスタイルは、私たちはいろんな暮らし方や生き方ができるのだと気づかせてくれているのかもしれません。
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